EAR DISEASE
突発性難聴の原因は明確にはわかっていません。
感染症、血管の問題、自己免疫の異常、内耳の神経の障害など、さまざまな要因が関与している可能性があります。
急激に発症する感音難聴(内耳から聴神経の障害による難聴)のうち、原因不明のものを突発性難聴と呼んでいます。
突発性難聴の主な症状は、突然耳が聞こえづらくなることです。
聴力が明らかに低下し、耳のつまり感や音の歪みを感じることもあります。
突発性難聴の場合、聴力が数時間から数日で低下することが一般的です。
耳鳴り、めまい、頭痛、吐き気、嘔吐を起こすこともあります。
突発性難聴の診断は、まず問診を行い聴力の急激な低下や耳鳴り、めまいなどの症状の特徴や症状が出てからの経過の状態を確認します。
そして、耳を診察し他の病気の可能性がないかどうかを確かめます。
その後、聴力検査とめまいを伴っている場合は眼振検査も併せて行います。
突発性難聴の治療は、副腎皮質ステロイドや内耳障害を改善する内服薬が使われます。
重度の場合は、点滴や入院治療が必要になりことがあります。
ストレスが引き金になっている場合もあるため、治療中は規則正しい生活をし、無理をしないよう心がけてください。
突発性難聴は早期に治療を開始することで、難聴が回復する可能性が高まります。
しかし、発症後2週間以上経過している、高度の難聴、回転性めまいを伴う、糖尿病等は、予後不良とされています。
突発性難聴は、再発しないとされていますが、再発するようであれば、メニエール病や耳の神経の腫瘍などの可能性もあります。
突然耳が聞こえづらくなった、めまいがするなどあれば是非ご相談ください。
また、耳の神経の腫瘍を疑う場合はMRI検査が有用で病院に紹介することもあります。
突発性難聴は、突然起こる聴力の急激な低下や耳鳴り、めまいなどの症状を特徴とする耳の障害です。
その原因は明確にはわかっていないからこそ、急に聞こえづらくなった、めまいがするなどの症状が出たら、早期に受診し治療をするようしてください。
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