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アレルギー性鼻炎・舌下免疫療法
アレルギー性鼻炎・舌下免疫療法
舌下免疫療法とは、スギ花粉症、ダニ（ハウスダスト）アレルギーに対してアレルゲン（アレルギーの原因となる物質）を段階的に投与しながら体に吸収させることで、アレルギー反応を出にくくする治療法です。
治療期間は3～5年と根気のいる治療になりますが、継続することでアレルギー症状の緩和を期待できます。また、近年ではアレルギー性鼻炎発症の低年齢化が問題になっています。くしゃみ、鼻水、鼻づまりや目のかゆみなどにより集中力が低下し、日々の勉強や受験に支障をきたす可能性もあります。
当院では舌下免疫療法を5歳から開始することができるため、スギ花粉やダニアレルギーによるアレルギー性鼻炎で悩まれている場合は治療法の一つとして検討ください。
アレルギー性鼻炎とはハウスダスト・ダニ・花粉などが原因となり鼻の粘膜がアレルギー反応を起こし、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状が出る病気です。
大きく分けて鼻炎症状が１年を通してみられる「通年性アレルギー性鼻炎」と、花粉症などの「季節性アレルギー性鼻炎」のふたつがあります。
舌下免疫療法の流れ
血液検査によってアレルギー症状の原因を調べ、資料をお渡しします。
おおよそ１週間を目途に（検査方法によっては当日）結果を医師より報告し、アレルギーの原因がスギもしくはダニであった場合、舌下免疫療法の詳細を再度説明した後に治療の開始可否を患者さんに相談し決定します。
治療を行うとなれば初回のみクリニックで投与し、問題ないようであれば次回以降は自宅で治療を開始します。
定期的な診察により正しく薬の投与ができているか、副作用は出ていないかなどを確認し、薬の服用量を患者さんひとりひとりに合わせて調整します。
治療開始から2週間は週1回、それ以降は月1回の頻度で通院します。
さいごに当院では舌下免疫療法を開始して目安である3年の治療期間を終えた方が出てきていますが、その中で満足のいく効果が出ている方が相当数いらっしゃいます。
2023年はスギ花粉飛散量が相当多かったにもかかわらず軽症で済んだ方が多かったと言えます。
舌下免疫療法はスギ、ダニによるアレルギー性鼻炎に対して根治の可能性がある唯一の治療法であり、痛みを伴う治療ではないためお子様をはじめ継続的に治療を行うことができます。
治療を継続的に行うためにご家族とともに治療を開始され、習慣化されている方もいらっしゃいます。
現在花粉症で鼻水、くしゃみが止まらずに仕事に支障をきたしている方、ぼーっとして授業中に集中できず悩んでいるお子様がいる方は気軽に相談ください。
なお、現在、スギ花粉症の舌下免疫療法は、薬剤が手に入りにくくなっており、ご希望の方はあらかじめお電話等でお問い合わせください。
はじめて来院される方へ
当院はじめての方は診療受付時間内であればいつでも直接おこしください。
当院はじめての方の診療枠を別に設けており、ご来院時に診察時間の目安をお伝えします。
お急ぎでない症状の場合、ご来院時に登録だけしていただいて、後日、WEBや電話で診察の順番をとっていただくことも可能です。
