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溶連菌感染症-のどの病気

溶連菌感染症-のどの病気|京都市醍醐駅前の耳鼻科 たかきたクリニック

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THROAT DISEASE

のどの病気

溶連菌感染症 ようれんきんかんせんしょう

溶連菌感染症とは

溶連菌感染症とは、細菌の一種である溶連菌が原因となって起こる感染症です。
溶連菌とは溶血性連鎖球菌の略で、溶連菌は様々な種類がありますが、特に感染症を起こす頻度が高く、一般によく知られているのが「A群溶血性連鎖球菌」という菌です。
また、溶連菌感染症は小学生くらいまでの子供がかかりやすいです。
のどが赤く腫れ、それに伴いのどの痛みや発熱、首のリンパの腫れなどの症状が現れます。
いちご舌(舌がいちごのように赤く腫れる)や身体や手足に発疹が出ることもあります。

溶連菌感染症の原因

溶連菌感染症の原因は、溶連菌に感染している人の咳やくしゃみなどによる飛沫感染や、感染した人との密接な接触などです。

特に学校や保育園などの集団生活の場では、感染が広がりやすくなります。
1年中感染する可能性がありますが、特に冬場は空気が乾燥するため感染者が多くなる傾向にあります。

溶連菌感染症の診断

溶連菌感染症の診断は、検査の実施により溶連菌の感染があるかを確認します。

のどを綿棒でこすって検体を採取します。
検査自体はすぐに終わります。
冬場はインフルエンザと判別がつきにくいため、のどの痛みや発熱を感じたら検査を受けるようにしましょう。

小学生くらいまでの子供がかかりやすい

溶連菌感染症の治療

溶連菌感染症の治療は、抗生物質を10日~2週間程度服用します。 症状が治まったからといって、服用を中断してしまうと再発する可能性があるため決められた期間は薬を飲み続けるようにしてください。

溶連菌感染症は薬をしっかり飲めばよくなる病気です。
また、お子様の場合は急性腎炎の合併症を引き起こすこともあるため、発症後2週間後くらいに尿検査を受けることが望ましいです。
数か月にわたって症状が続くことがあります。

溶連菌感染症の予防

溶連菌感染症の予防は、手洗いや咳エチケットの実施、感染者との接触を避けるなどの基本的な感染予防策が重要です。

また、感染が広がっている場合には、学校や職場などの集団生活での感染拡大を防ぐためにマスクを着用しましょう。

溶連菌感染症の日常の注意点

溶連菌感染症は感染力が強く家族内で集団感染の可能性もあるため、感染がわかったらコップやおはし、タオルの共有は避けるようにしましょう。

また、通学や通園は熱やのどの症状がおさまってからにしましょう。

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